木目込み人形(きめこみにんぎょう)


 投稿第二回目


木目込み人形

皆さん、おはようございます、こんにちは、こんばんは。今猫工房です。

今回は『木目込み人形』をご紹介します。

木目込み人形は、数ある日本の伝統工芸品の一種であり、日本人形の一種です。

桐の粉に糊を混ぜて乾燥させた胴体に、特殊な方法で布を貼り付けて製作します(詳しい作り方は後の投稿でご紹介する予定です)。

その誕生は1700年代の京都。

京都にある上賀茂神社の神官が神事に使う道具を作るときに発生した木や布の端材で作ったのが始まりとされています。

当時は現在の製法とは異なり『柳(やなぎ)』の木を彫刻して作った人形に布を貼り付けて製作していました。

現在の製法になったのは明治後期の東京。当時、東京では桐箪笥などの桐製品が数多く作られていました。その際に発生する大量の『桐のおがくず』を再利用するために現在の製法が考案され、今ではこちらが主流となっています。

木目込み人形のボディ


木目込み人形のボディに胡粉を塗った物

布を貼り付けて完成した木目込み人形

日本人形について学べるスポット

木目込み人形をはじめとする日本人形を学べるスポットは数多くありますが、今回は『人形の町』として有名な埼玉県さいたま市岩槻区にある『岩槻人形博物館』をご紹介します。

東武アーバンパークライン(野田線)、岩槻駅東口から徒歩10分ほど場所にあり日本人形の発展と普及に尽力した日本画家、西澤笛畝氏のコレクションを中心に5000点以上の人形や関連資料を所蔵する博物館です(紹介文は公式ホームページの『コレクションについて』を参照して作成)。

数多くの人形や資料が見学者を出迎え、歴史から作り方、現在の製法に至るまで総合的に学習できます。

興味のある方は下記の公式ホームページのリンクを貼りましたのでご参考まで。

岩槻人形博物館 (ningyo-muse.jp)

第三回目は実際に木目込み人形作っている様子をお届けします(実は投稿者は木目込み人形作りが大好きなのです)。お楽しみに。第三回目でお会いできることを楽しみにしております。

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